続かないぶろぐ

kiryuブログ -仙台在住鹿島ファン-

アレックスの笑顔に魅せられて

小雨の振る中、牛乳を買いにローソンへ行ったら、サッカーマガジンが発売していた。
最近は時々買う程度なので、パラパラと立ち読みしていたら結構色々な記事を読んで
しまった。

ほぼ読み終わって閉じようか、と思ったら清水戦のレビューでマルキーニョスの写真が
デーンと載っていて、おおっと思ったら反対側のページには見覚えのある最高の笑顔が。。

アレックス・ミネイロ!!!

藤原さんのコラム、「懐かしのJリーガーを訪ねて」が今週はアレックスミネイロへの
インタビューを掲載していたのだった!!

アレックス・ミネイロ・・・・

素晴らしいゴレアドーレだった。
彼のプレーは、物質的ではなかった。
なんと言えばいいのだろう。空間的というのだろうか。
熟練の技術者が、精密機械でも判別できないような板の凹凸を感じ、補正する。
そんな事を思わせるような、偉大なゴレアドーレだった。

彼が鹿島で挙げたいくつものゴールは印象的で、その一つ一つが語りたくて仕方がないと
思わせるものだった。
だけど、その彼の芸術作品の中でもとりわけ、そして飛びぬけて印象的なゴールがある。
鹿島に入団してたぶん2点目。
カシマスタジアムでの名古屋戦でロスタイムに挙げたスーパーゴールだ。

スーパーゴール。
それは40mのロングシュートじゃない。
ジャンピングボレーでもなければ、ダイビングヘッドでもない。
彼は、ただ足元に転がったゴールを、数メートル先のゴールに蹴り込んだ。
ボールを転がすように、丁寧なボールがゴールの中に流れ込んでいった。
しかしながら、世界中のスーパーゴールに日々触れる最近であっても、
他に類を見ないゴールだ。

俺は、サッカーって死ぬほど簡単なスポーツだと思ってる。
世の中に数え切れないほどあるスポーツの中で、こんなにもゴールが大きくて低い位置に
あるスポーツはいくつあるだろう。
センターサークルから大き目のボールを蹴飛ばして、ゴールの中に転がせばいい。
たったそれだけの事で得点が生まれるスポーツがサッカーだと思う。
ピッチに立った他の21人が動くことさえしなければ。

あらゆるスポーツの中で最も簡単に得点できるはずのサッカーが、
あらゆるスポーツの中で最も得点を生みにくいスポーツであるのは、
人間が動いてるからであり、そこに感情があるからだと思ってる。
人が動き、考え、感じる事で平坦なピッチに複雑怪奇な状況が生まれる。
それはある一瞬では100%確実なものに見えても、次の一瞬にはそれが0%で
あった事に気づかされる。
サッカーはそんな神秘的なスポーツだと思う。

そして、あの日、あの時のアレックス・ミネイロは、その一瞬だけスタジアムを支配した。

取り囲むDF、身構えるGK、絶叫するサポーターと迫る試合終了の時。
その状況で彼は、まるで一人ひとりを説得するように、何かを示唆するように自分の体と
頭を少しずつ揺らして右足をボールに当てた。
俺はあの一瞬だけ、サッカーが最も簡単なスポーツになった瞬間を見たんだ。
あなた達が動くことさえしなければいい。
そうすれば、ボールはあなた達の足の間を転がっていくのだから。

忘れんぼな俺だけど、あのゴールだけは絶対に忘れようが無い。
あの一瞬、アレックス・ミネイロが語りかけた事。俺は自分の中でまるで陽炎のような
形で、しかしながら「完全」に捉えてる。
でもそれは俺には表現のしようがない。
言葉にしたくても、ただ俺の右手が小さく震えるだけだ。


それほど大きくは無い写真の中で、最高に魅力的な笑顔を見せるアレックス・ミネイロ。
その笑顔と、再び襲ってきたあの衝撃に突き動かされて、ほとんど読み終わっていたのに
買ってしまった。
アレックス・ミネイロ。鹿島の歴史に残るゴレアドーレ。
アレックス。君の魅力には勝てない。

そしてごめん。アレックス。
実は、俺は謝らなければないことが一つある。
俺は君が次第に年を取り、再び日本でプレーする可能性が。。。
他の強豪クラブのシャツを着る可能性が少しずつ低くなっていく。
その事を小さく。。でも確実に望んでる。

愛するジョガドーレに向けるべき感情では無いとわかっていても、
俺の独占欲が確実に喚いてる。
君がもし鹿島の道を阻もうと表れても、恨むことはないから。
だから、この感情を許して、大目に見て欲しい。

アレックス・ミネイロ
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コメント

何度も何度も何度も何度も話してきたことだけど、今のマルキーニョスとアレックス・ミネイロが2トップを組んだらJ史上最強どころかワールドクラスだと思うんだ(妄想全開)。

そういえば、ヤナギとアレックスミネイロのコンビは最強だ!!!
と、妄想したけど、さっぱりだったなぁ。
お互いにあわせようとするがゆえに。。。

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